2016年、ジャパンカラー標準印刷認証を取得しました。高品位な印刷物に対応するうえで、有効と考えたからです。
社員の理解
取得しようと宣言した時、反対する社員も結構いました。「営業するうえで、必要か。」「お金がかかる。」「顧客からの品質に対する要求ばかり高くならないか。」「取得までの準備、取得してからも定期検査と、時間が取られすぎる」等です。
ただ、中には理解してくれる社員もおり、彼らが率先して取り組んでくれて、助かりました。
独自の力で取得
当初、ある会社にコンサルタントを依頼するつもりでいました。そのために、1度全社員を集めて講習をしてもらいました。
ところが、てっきりその続きでコンサルタントを依頼するつもりが、不可能になってしまいました。その講師が組織替えで内勤になってしまったためだそうです。
さてどうしたものかと困っていたところ、時間はかかっても独自で取得した会社の話を聞き、我々も独自での取得にチャレンジすることとしました。そして数か月で取得できましたが、これには印刷部のやる気に救われました。また、社内にデータ部があることも良かったようです。CTPのカーブの調整などデータ部の協力がなければ出来ませんが、随時打合わせをし、積極的に参加してくれました。
取得
色差測定器の購入等の準備もあり、申し込むまで6ヶ月ほどかかりましたが、1回で無事取得することが出来ました。東京から審査員が来て、テストに立ち会います。機械の状態は、かなり良いようです。
更新
認定の有効期限は2年で、今年が更新年になります。更新テストは審査員の立ち合いはなく、テストしたシートを郵送して測定してもらいます。結果、無事合格することが出来ました。