仕事内容は?
お客様から頂いたチラシやパンフレットなどのデータを印刷できるように、加工することが私の仕事です。前職での経験も含め、この仕事は10年くらいやっています。
コンピュータ画面上で写真の細部を調整したり、細かく色補正したり、データ部の簡易色校正出力で確認しても、結局、本機と呼ばれる実際の機械で仕上げる印刷物が我々の仕事としての成果物ですので、実際に印刷で用いる紙の種類やインキの種類、特性などをしっかりと理解しておくことが必要です。
最近は、景気の影響やインターネットの普及だと思いますが飲食店などのチラシは減り、その一方、展示会などで製造業や卸売業が使われるチラシやパンフレットのご依頼が増えています。
仕事のやり甲斐や苦労は?
データ部は、仕事の流れとしては営業部と生産管理部との間に位置しまして、毎日たくさんの仕事がある中、どの印刷機械でいつ印刷するか、そのためには、データ部はいつまでに担当の仕事を完成させるかといった段取りをこれらの部と連携しながらやります。単にコンピュータの前に座っているだけでなく、営業部と打合せをしたり、社内の工場にも行ってよく話をしたりします。
結果として印刷がスムースにいき、お客様の指定納期通りに高品質な印刷物を提供できたときは嬉しいです。苦労と言えば、それが苦労かも知れません。
仕事での工夫は?
写真がメインの印刷物の場合、「現物に合わせて欲しい」というご要望をお客様から頂きますので、色に対する感覚がとても大切です。
データ部が使う簡易色校正機と現場で使う印刷機の色の出方も微妙に異なりますので、それぞれの癖をふまえ、CMYKという4つの色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の掛け合わせをこれまでの経験から考えて設定しています。
仕事の喜びと今後の抱負は?
私の仕事は、印刷後に出荷されていくのも当然嬉しいことですが、たまたま自分が手掛けたチラシなどの印刷物を日常生活の中で見かけたりすることも嬉しいです。休みの日に繁華街などで自分が担当したパンフレットなどを見ると「自分が担当したんだ」という喜びがあります。
これからもお客様からの様々なご依頼を、引き続きしっかりと対応したいと思います。